初心者でも縫える!タイコ型ビーズクッションカバーの作り方(2023/12/8追記)

ハンドメイド

閲覧ありがとうございます! ろっ子です。

さくっと作り方だけ見たい方は目次から飛んでください。

タイコ型ビーズクッションってどんな形?

タイコ型は、高さが高くない円柱型のことを言うみたいです。
こんなやつ↓

画像引用元:ビーズクッション 丸型 クッション ビーズ ワッフル タイコ型 日本製 :QBC-6055:あなたのほしいインテリアのお店 – 通販 – Yahoo!ショッピング

「人をダメにするクッション」よりは、座ったり背もたれにしたり…という使い方がメインでしょうか。

しかしろっ子(の実家)では昔からこの形のクッションを使っています。
猫のベッドとして。
まぁ最初から猫のベッドとして買ったわけではなく、乗っ取られ続けた結果諦めて人間が使わなくなっただけなんですけど……。

ペット用ならビーズ直入れは避けた方が良い

そもそもの話になってしまうんですが、タイコ型に限らず、ビーズクッションを事実上ワンちゃんやネコちゃんの寝床として使っている人は多いと思います。
ただ、袋の中に直接ビーズを入れるタイプは、ペット用として使うには危ないので避けた方が良いと思います。

何で危ないかと言うと、ネコちゃんが爪を研いだり、ワンちゃんが噛みついてブンブンしたりした際、カバーが破れてしまうと溢れ出たビーズが静電気でペットの全身にべったり付いてしまうからです。
ネコちゃんの場合は、身体にまとわりついたビーズを舐めて取ろうとする可能性もあるのでなおさら危険です。
これに関してはビーズの大きさは関係ありません。パウダービーズであろうとそうでなかろうと危険なものは危険です。
身体にフィットするような伸びの良い柔らかい生地なら猫でも簡単に破けてしまいますし、正直大型犬の場合は二重にしたところで本気で振り回せば破けるかもしれません。
少なくとも「そういうリスクがある」ということは認識して使用する必要があります。

ですので、ビーズ直入れではなく、ビーズが入ったインナー+カバーの方が”強いて言えば”安全ということです。
有名なヨ〇ボーがそのスタイルみたいですね。
(実際に使ったことはないので、カバーの耐久性はわかりませんが)

そうすればちょっと汚れた時の洗濯もカバーだけで済むので、楽でもあります。
カバーを貫通するレベルでがっつり粗相してしまった場合はさすがに無理ですが……。

大手以外はカバーがない!?

しかし、ヨギ〇ーや無印良品、ニトリのように、常にそのクッションとカバーを販売している所ならともかく、大多数のお店は直入れクッション単体の販売です。
クッションとカバーを販売していても、数年後には販売終了…というところが大半ではないでしょうか。
また、別売りのカバーがあっても、どれもサラッとした素材だったり……好みの色がなかったり……。

ろっ子の実家も、同じビーズクッションを何年も使っていますが、買ったすぐ後に生産終了になってしまったようです(残念)
最初は母親から「今使っているカバーがダメになったらろっ子に作ってもらおうかな(笑)」と冗談半分で言われていたのですが、最近になってとある事情から「冬でも使えるようなモコモコのカバーが欲しい」という話になりました。

作るしかない!

作り方

用意する材料は

  • カバーにしたい生地
  • 端処理用のバイアステープ(アクリルテープでもOK)
    ※ロックミシンを使わない前提なので、ロックミシンが使える方はテープを使わずに端処理してももちろんOKです
  • ファスナー(自分で長さを調節できるタイプ)

①作りたいクッションの直径と高さを測る

②縫いしろを含めた型紙を作る

半円ではなく4分の1の扇形にしているのは、半円だと100均等に売っている画用紙に収まらない可能性が高いからです。

ロックミシンを使う場合は縫いしろが0.5cmくらいでも良いかもしれません。

③バイアステープを用意する

※ロックミシンを使う方はこの工程は不要です。

使っている間は見えない部分なので、バイアステープを用意するのが面倒な場合はアクリルテープやリボン等で代用してもOKです。
その場合は2~3cm幅のものを使うと大体同じ幅になると思います。

このバイアステープは生地の端処理に使うので、上面の円周+側面(上)+側面(下)+底面の円周…というようにおよそ円周の4倍ほど必要になります。
また、生地幅の都合で側面の生地を繋ぎ合わせて作る場合は、その部分の分も必要になります。
ちなみに私が今回作った時は8~9m(つまり800~900cm)ほど用意しました。

そのため、オックス生地やツイル生地で作る場合は、折り込んで縫う方が楽だと感じる方もいるかもしれません。
ただ、個人的には「円に沿って折るのが難しい」と感じたのと、ボア生地のようなモコモコの生地で作る場合に0.5cm折り込んでからさらに1cm折り込んで縫う…というのはあまりに大変と言うか、ちょっと現実的ではないなと思ったので、大量のバイアステープが必要になってもテープで端を包んで作る方が楽だと判断しました

バイアステープ等を用意する際は、「縫いしろを含めた直径」×3.14が円周一周分になります。
最初に測ったクッションの直径で計算すると足りなくなるので注意してください。

④上面と底面の生地をカットする

②で作った型紙を使って生地に円を描き、その円に沿ってカットします。
2ヶ所にそれぞれ描いても良いですし、重ねてまとめて切ってしまっても良いです。

⑤側面の生地をカットする

側面の生地の長さ(横)は円周一周分と同じなので、求め方は「縫いしろを含めた直径」×3.14です。

小さいクッションなら生地幅で足りるかもしれませんが、大きいのだとまぁ足りないかなと思います。
長辺(横)が「縫いしろを含めた直径」×3.14になる横長の長方形を作るイメージです。

⑥バイアステープを縫い付ける

※ロックミシンを使う方はこの工程は不要です。

バイアステープを縫い付ける際は、最初(写真左)は生地とテープが中表になるように合わせて縫います。
アクリルテープ等で代用する場合は、テープの裏を下にして幅の半分ほどを生地の表に置いて縫い、生地を挟み込んで裏返して同じように裏側も縫うと確実だと思います。

⑦底面と側面を縫い合わせる

⑧側面にファスナーを付ける

今回はぐるっと一周ファスナーを付けるやり方です。

ファスナーを付ける位置は使い勝手に合わせて調節してもらうのが良いと思います。

参考までに、私は5号ファスナーを1.5cmのバイアステープに合わせて縫いました。
置いた時にはファスナーがなるべく隠れて、ファスナーを開け閉めする際は長い毛足が絡みにくくしたつもりです。
隠しファスナーとまではいかないので見栄えはちょっと残念ですが(^^;)

(2023/12/8追記)
「縫いしろを足した直径」×3.14と結構な長さが必要になるので、「そんな長いファスナー持ってない!」「全部開けなくてもいい」という人は、ファスナーをぐるっと一周付けなくても大丈夫です。
足りない長さ分、ファスナーと同じ幅の生地で補うと縫いやすいと思います。
その場合、リボンやテープではなくその生地でファスナーの端を隠してしまってください。

⑨上面を付ける

ファスナーの開閉をチェックして、クッションを中に入れたら完成です!

↑は実家の猫(のうちの一匹)が使ってくれている様子です。可愛い(*^^*)

今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました!

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