アトピーだからもちろん皮膚科には行ったけど…①(2023/10/25追記)

セルフケア関連(スキンケア・メンタルケア)

閲覧ありがとうございます、ろっ子です。

この記事の内容は、医師から受けた苦痛の体験談が主になります。過去に医師との間に辛いことがあった方は、そのトラウマを刺激する可能性があるため、閲覧にはご注意ください。

標準治療を否定したいわけではない

まず、以下の内容はアトピーの標準治療そのものを否定するためでもなく、ステロイドが悪だと言うためでもありません。また、真っ当に患者さんと治療に向き合っていらっしゃる医師の方々を否定するためでもない、ということはご理解ください。

今も肌に炎症があるときはステロイド等を使用していますし、皮膚に何か異常があった際は信頼できる皮膚科を受診するべきだと考えています。その点を踏まえて読んでいただけると幸いです。

(2023/10/25追記)
ステロイド等を使用し続けた結果、酒さ様皮膚炎という診断に至ったので、現在は皮膚科医の指示の下ステロイド等の使用をストップして別の薬を使用しています。
詳しくは最近の記事にて。

私の肌状態について

アトピーだアトピーだとは言っていますが、正直なところ私自身の症状はアトピーとしてそこまで重い症状ではないと考えています。

全体的に乾燥気味とは言え、首から下はせいぜい脛が粉をふいたり肘膝がバリバリになったりする程度。プラス全身の痒み。今もそうです。
もっとも、幼少期の頃から明らかに自分より重い症状の子が身近にいたため、「自分(の症状)なんて全然大したことない」と感じていた部分はあります。
(実際は、その子はアトピー以外にも食物アレルギーが非常に多く食事に制限があったので、思い当たる食物アレルギーがない私とは単純に比較できないとは思いますが……)

ただ顔にすぐ湿疹ができるので、幼少期は小児科で、成長してからは皮膚科で薬をもらって塗っていました。

私が受診した皮膚科

30歳になるまでの間に、両手に収まらない数の皮膚科(皮膚科専門医)を受診しました。
田舎にしては「病院の数」には恵まれていましたが、残念ながら「医師の質」には恵まれなかった…と言わざるを得ません。

小児科に通う年齢ではなくなってから、肌が荒れては近所の皮膚科を受診していました。
「肌が荒れて受診→出された薬を塗る→荒れが治まる→皮膚科医に診てもらって通院終了(自分で勝手に止めるのではなく医師側からこれで終わりと示される)」のセットを肌が荒れるたびにやる、という感じでした。
アトピーではないけれど肌が弱い母親も「皮膚科はステロイドを出してもらう所」とよく言っていたことを覚えています。

皮膚科専門医たちからの仕打ち

そのセットを年に一度やるかやらないか、という程度なら何も思わなかったかもしれません。でもその頻度は、むしろ年齢とともに高くなる一方。

一瞬治まりはするけどどうせまた荒れる。
「荒れなくする方法」とまでは言わなくとも「荒れにくくする方法」を教えてもらえるわけでもない。
他の科のように別の薬に変えてみる、ということすらない。

そうやって医師への不信感が募り、高校生の頃から皮膚科を転々とし始め、その後少なくとも5年以上はどの皮膚科に行ってもステロイドとプロペトしか処方されませんでした。
これに関しては「ステロイドとプロペトしか処方しなかったこと」自体に不満があったわけではありません。

ちゃんと診察した上でステロイドやプロペトを処方してこういう風に使ってねと指導があったならまだしも、中には初診にも関わらず1分未満の診察だったり、肌を見るどころかろくにこちらを見ることすらなかったりそれでステロイドを出しておしまい……ということに不満がありました。しかもそういった皮膚科は一件や二件の話ではなかったので。
多少まともに診察してくれた皮膚科でも、とりあえずプロペト、荒れたらステロイド、少し落ち着いたらプロペト、当然また荒れるからステロイド、少し落ち着いたらまた……を機械的に繰り返すだけでした。

酒さ様皮膚炎の発症

ただ機械的にステロイドとプロペトを処方され続けるだけでなく、時には「(当時高校生でメイクしていなかったにも関わらず)メイクするのが悪い」「化粧品を使うのが悪い」とわけのわからない罵倒をされながら複数の皮膚科を渡り歩き、とにかく荒れたらステロイドを使うこと数年。

とある皮膚科で「酒さ様皮膚炎になっている」と指摘されました。
その頃は顔に湿疹がない時はほとんどなく顔(頬)は常に真っ赤という状態でした。

そこで「ステロイドをずっと使っていると酒さ様皮膚炎になる」と初めて知り、ヒルドイドのソフト軟膏を処方されました。
蕁麻疹の飲み薬も処方され、痒みなどの症状は和らいだものの、しかし顔が赤いことは変わらず
(ヒルドイドの有効成分であるヘパリン類似物質には血行を良くする効能があり、私は体温で肌の色がガラッと変わるほど皮膚が薄いので当然と言えば当然なのですが)
すると「(受診の日はヒルドイドも含めて何も塗らずに受診しているのに)そんなテカテカになるほど塗るから悪い」決めつけからの謎のお叱り
「今は何も塗っていません」と答えると「あっそう、それならいいけど」と……。

その後、その医師に虫刺されではないものを虫刺されと言い張られて大変な目に遭ったので、結局この皮膚科も通うのをやめました。
同じ医師には他にも「どうせSPF50とか強い日焼け止め使ってるんでしょ?」「そもそもSPFが何か知ってる? 知らないでしょ?」等言われましたね……どれだけ患者をバカにしているのか。

最後に受診した皮膚科

どこを受診してもしていないことをしたと決めつけられて咎められる、出された薬を塗ってもどうせすぐに顔が荒れる……正直、通えば通うほど肌だけでなく精神面もボロボロになっていきました。
幸いなことに、肌荒れを理由に貶すような人は周囲にいなかったので、当時の仕事に支障が出たりすることはありませんでしたが……。
あるとすれば、結婚前の夫にこんなことを言われたくらい↓

まぁこれは当時の彼の精神状態が悪かったせいもあるし、今は肌が綺麗になったと褒めてくれたり荒れた時は心配してくれたりするので、もう許してます(笑)

で、ある日ダメ元で受診した皮膚科兼美容皮膚科(もちろん皮膚科専門医)で、ヒルドイドでも顔が赤くなる可能性があることを説明され、そこで初めてプロトピックを処方されました
実を言うと、医師からアトピーだと言われたのは小児科の時だけで、プロトピックの”アトピー性皮膚炎治療剤”の文字を見て「やっぱりアトピーなんだ」と少しショックを受けたことを覚えています(笑)

プロトピック軟膏、小児用も(20歳を過ぎてから初めて処方されて)使いました

その先生がそれまでの皮膚科医たちと違った点は

  • 今までの症状や薬の話をちゃんと聞いて確認してくれる
    (ただダラダラ話を聞くのではなく、他にこういう症状はありますか? と確認してくれる感じ……まぁ他の皮膚科医はそもそもまともに話してくれることすらありませんでしたが)
  • ↑での話を踏まえて、今までの副作用の説明や、これから使う薬の説明をしてくれる
    (今までの副作用の説明については出した皮膚科医もしくは薬剤師やるべきでは? とは言ってはいけない……ステロイドの”長期連用”が2週間ってTwitterで初めて知ったんですが)
  • 新しい薬を教えてくれ、場合によってはそれに変更してみてくれる(プロトピックで治まらなくなった時にコレクチムに変更してくれた)
  • 薬(塗り薬・飲み薬)だけでなく、スキンケアについても「こういうのがダメならこっちにしてみた方がいいかも」等アドバイスをしてくれる
    (強いて言えば他の皮膚科で「皮膚科としてはここの物を勧めることになっています」とNOVを出されたことはありました、「勧めることになっている」って……)
  • 「プロペトで痒くなる」を否定しない
  • 実際に皮膚を間近で見てくれる(※大前提)

といったところでした。

皮膚科専門医から見た「ダメな皮膚科医」

話は変わりますが、最近では医師を自称するSNSアカウントが数多くあります。
私も一部フォローして拝見していますが、よく「白玉点滴やビタミン点滴等のエセ医療をやっている医者はダメ」ということが言われています。
その意見についてはその通りかなと。

……が、最後に受診した、今までで一番「ちゃんと治療に向き合ってくれている」と感じた皮膚科専門医が、まさに白玉点滴やら何やらをやっているんですよね(笑)
そうなると、残念ながらその先生はまぁ「ダメな皮膚科医」ということになり、個人的にもそれは勧められてもやりたくないと思っています。

ただ私は、今まで受診した他の皮膚科医たちに言えるものなら「あなた方はそんなエセ医療をやるような医師よりもひどい診察だった」と言ってやりたい……と思ってしまうのでした。

皮膚科で勧められたスキンケア

ここの物を勧めることになっています、サンプル渡します、と流れ作業でNOVを紹介されたり、最後に受診した(今も受診することがある)皮膚科ではクリニック専売のスキンケアアイテムをいくつか勧められたりしたので、いくつかは実際に購入して使ってみました。
次回、そのアイテムたちを使った感想をざっとまとめて書きます。

続き↓

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