アミノ酸を含んだコンディショニング成分配合のトリートメント
アトピー体質のろっこが、松山油脂さんのMマークシリーズ アミノ酸補修トリートメントを実際に使い切ったレビューです。180gを1本使用済み、現在2本目使用中。夫も少しだけ使っています。
まず、使っていて良い点と悪い点を簡単に。
- 無香料
- ヌルヌルしない
- 髪が重くならない
- キャップに水が溜まる
香りについて
製品の表に「無香料タイプのトリートメントです」と記載がある通り、無香料です。いわゆる原料臭と言うか、そういったにおいも気になりません。
使用感について
手に全く残らないというわけではないですが、ヌルヌルしていつまで流したもんだか…みたいなこともありません。髪がしっかり落ち着くというのはあまりないかなと思います。どちらかと言うと髪に馴染んで、髪がしっとりする感じ。
いつまでもヌルヌルする~というトリートメントではない分、最初は量の感覚が難しいかも。少量つけて髪に揉み込んで、足りなければまた少量つけて揉み込んで…を繰り返す感じ。どこかで「これ以上は必要ないな」というタイミングが来る。量自体は180gなので結構多いんですが、髪が長い人にとってはそんなに多く感じないかもしれません。
容器について
私は「残量が見える」ことを重視するんですが、これに関してはちょっと微妙で……光に透かせば何となく見えます。全く見えないわけではないんですが、パッと見でわかるかと言うとそうではない。スマホのライトを後ろから当てるとか、そのくらい強い光なら確実にわかります。
一番気になるのはキャップの中に水が溜まること。毎回溜まっている水を捨てても、次使う時にはまた溜まっている。
口が小さいので量は調節しやすい。クリームみたいな質感だから勢いよくドバッと出ちゃうこともないですし。
キャップを開けた様子がこちら↓
そしてキャップを外した状態がこちら↓
残り少なくなってくると端をブンブン振って出すんですが、それでは限界がありますよね。私は、大抵のチューブ型のトリートメントはキャップを外して、指を突っ込んで掬って使い切っています……が、アミノ酸補修トリートメントはキャップを外した後の口も小さく、とてもじゃないですが指が入らない。
なので真っ二つにして使い切りました。真っ二つでは掬いづらかったので、ぶんぶん振った後でキャップ側をもっと短く切るか、もっと細かく切ると掬いやすいかも。
まぁ、これに限らずどのチューブ型の製品でも、本当に最後の最後まで使い切ろうと思ったら容器を切るのが確実です。ただ、率直に言ってそこまでして使い切りたいと思った物は今までなかったというのと、他の製品の場合は指を突っ込めばある程度掬い取れたのにこれはできなかったというのもあって、真っ二つに。
商品情報
水、グリセリン、ベヘニルアルコール、乳酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、水添ナタネ油アルコール、アルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCl、プロパンジオール、ラウリン酸ソルビタン、ステアリン酸グリセリル、ホホバ種子油、ミリスチン酸イソセチル、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、エタノール、トコフェロール、乳酸、エチルヘキシルグリセリン
「ベヘニルアルコール」「水添ナタネ油アルコール」は乳化安定剤らしい(他の機能もあるんだろうけど)
「乳酸セチル」「パルミチン酸イソプロピル」「ミリスチン酸イソセチル」がエステル油。名前が似ている(と言うか前後が入れ替わっている)成分が多くて混乱する。でも名前が似ているということは大体似ているのでは……?典型的なゆとり文系なもので、高級/低級アルコールがそもそもどういうものなのか、調べても全然わからないんですよね……あっちとこっちで書いてあること違うのも何で違うのかわからない……。少しずつ頭に入れようと(あと合う成分と合わない成分を把握しようと)、毎回成分を見て調べて…とやっているんですが、相変わらずです。
「アルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCl」は、どうやら水とエタノールと一緒になっている「アミセーフ® LMA-60」という味の素さんの原料があるらしく、アミノ酸系の両性界面活性剤なんだけど機能がすごいよ! というものだそう。
アミセーフ® LMA-60(味の素株式会社):Cosmetic-Info.jp
アミノ酸補修トリートメントがこの原料を使っているかはわからないけど、エタノールも入っているし、”アミノ酸”だし、コンセプト的に合ってる気がする。
「プロパンジオール」は保湿剤だけど防腐の補助にも使われたり溶剤になったり~なやつ。BGとかDPGとかPGと似たような物だと思っている。
「ラウリン酸ソルビタン」「ステアリン酸グリセリル」は非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)……でいいのかな?
「ジラウロイルグルタミン酸リシンNa」はボタニストのダメージケアにも入っていたジェミニ型界面活性剤とかいう謎の界面活性剤。似たような構造式が二つくっついているように見える的な……だからジェミニ(双子)なのかなと……構造式が全然わからないので何となくそうなのかなって感じなんですが……。
水とジラウロイルグルタミン酸リシンNaの「ペリセア® L-30」という原料が旭化成ファインケムさんから出ているらしい。
ペリセア® L-30(旭化成ファインケム株式会社):Cosmetic-Info.jp
これもアミノ酸が何とかって書いてあります。水とジラウロイルグルタミン酸リシンNaが入っている=この原料を使っている、になるのかはわからない。
「エチルヘキシルグリセリン」は防腐補助剤で、ミルふわのベビーソープがパラベン無添加でフェノキシエタノール+エチルヘキシルグリセリン(+α)だったのが、こっちはパラベン無添加でトコフェロール+エチルヘキシルグリセリン(+α)……という感じなんでしょうか。
そう、パラベン不使用なんですよね。私自身はパラベンアレルギーでも何でもないので、その点に価値を見出してはいないんですが……。シリコーンも不使用(ノンシリコン)ですが、それは好みとか求めるものによるかなぁと……。あと着色料不使用。余計な色つけなくて良いと思っているので、それは良い。見た目は白いです。そして繰り返しになりますが無香料。
まとめ
個人的な使用感に基づいた向き不向きのまとめです。
- ヌルヌルが強くて洗い流すのが大変なトリートメントが苦手な人
- 重くなるトリートメントが苦手な人
- トリートメントで肌が荒れやすい人(※私は荒れなかったというだけなので、すべての人が荒れないわけではありませんし、荒れにくいからと言ってきちんと洗い流さなくてもいいわけではありません)
- 髪をしっかり落ち着けたい人
痒くなったりニキビができたりがないので、今のところ使い続けたいと思っているトリートメントです。
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今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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