ストレスで拒食になる?過食になる?

セルフケア関連(スキンケア・メンタルケア)

拒食・不眠だけがストレスのサインではない

「食欲がない」
「食べても吐いてしまう」
「眠れない」

というのは、周りから見ても「何かしんどいことがあるんだろうな…」とわかりやすい状態かなと思います。そういう状態になっている方に対して、精神面でのサポートやカウンセリング、場合によっては投薬が必要になることは言うまでもありません。

一方で、

「気持ち悪くなるまで食べる」
「お腹が空いているわけではないのに食べる」
「寝過ぎる」
「寝ているのに日中も眠い」

という場合、周りから向けられるのは心配よりも「食べてばっかり」「寝てばっかり」という冷たい視線だと思います。もちろん単純に食べるのが大好きでいっぱい食べてしまう…という人もいますが、いっぱい食べて幸せ!と本人が感じているならともかく、これらの過食・過眠もストレスのサインだというのが私の経験談です。

今回は、原因は様々ですが拒食も過食も不眠も過眠も経験しているろっこによる、「この症状が出ている時はこういう状態かも」「この症状が出ている時はこう接してほしい」という備忘録です。

大前提として、治療は医師やカウンセラーといった専門家に頼る必要があります。「この症状が出てるから絶対にこうだ!」と言うつもりはありません。「もしかしたらそうかも…?」と思って受診等のきっかけになれば幸いです。

拒食・過食について

私の場合、ほぼ毎日残業して、帰宅して夕飯を食べるのは日付が変わる頃…という生活をしていた時、まずはバクバク食べる過食症状が出ました。それが数ヶ月続いた後、食べたものを片っ端から吐き、出社してまずすることがお手洗いで吐くこと…という、拒食フェーズに入りました。とにかく吐くので、だんだんと「食べなくていいか…」という気持ちになり、食欲自体もなくなっていきました。

また別の時にはペットロスで過食になりました(その時に増えた体重が現在も……)

どういう時に拒食になるか

「拒食症」は摂食障害の一つで、強迫観念に囚われてカロリーの摂取を過剰に拒む(太っていないのに太っていると感じて痩せなきゃいけないと思う、それによって無理なダイエットをする…等)といった病です。

そういった「拒食症」ではない拒食には大きく分けて2タイプあると感じています。食欲自体がスコンとなくなってしまうタイプと、食べようとはする(≒食欲はある)ものの吐いてしまうタイプ。

前者は、生きる気力がなくなっていると言うか、生きようというエネルギーがない状態と言うか……すごく不思議な感覚です。食べていなくてもお腹が空かない。

後者は、「何か嫌なことがありそれを拒絶したい」という気持ちが、吐くという行動として表れている感じ。「仕事に行きたくない」「学校に行きたくない」と言った仕事や学校に対する拒否反応、と言いますか。その嫌なことが取り除かれると症状が出ない、ということも。仕事がある日は職場で吐くのに、休みの日は吐かない…といったように。

画像:いらすとや

裏を返せば、拒絶したいものがある限り症状は出るということで。解消するためには何が嫌なのか(その仕事が嫌なのか、職場に嫌な人がいるのか等)を明確にする必要があるわけですが、そうするにしても精神的な負担が伴うので、カウンセラー等の専門家に頼るのが良いと思います。

仕事が嫌だからや~めた!と勢いだけで退職してしまうと、症状は収まってもその後どうやって生きていくんだ…という話になってしまいますからね。拒食(嘔吐)以外の症状も酷く、とにもかくにもまず休職・退職した方が良い場合もありますが……。

食べられないわけではない・食べて吐くわけではないけれど「好きな食べ物が美味しいと思えない」もSOSサインだと思います。「何を食べても味がしない」まで行くと即受診。

拒食の時どうしてほしいか

画像:いらすとや

こういった状態の時に「食べなさい!」と言われても困ります。とは言え、家族が原因を取り除けるとは限りませんし(仕事や学校のことならなおさら)、食べなければ身体は弱る一方ですから、喉を通るならそれがジュースであれお菓子であれ食べることを許してもらいたい。お酒はさすがに良くないと思いますが……。

そして全く食べられない日、まともに食べられない日が続くなら、周り(家族)にはどうにか病院に連れて行ってもらえればと思います。

吐く回数が多いと、歯がそれだけ胃液に晒されることになるため、そういった面でも頻繁に吐く状況はなるべく早く改善した方がいいです。

なお、拒食症になっている場合は即受診です。最悪命にかかわります。

どういう時に過食になるか

過食は、「美味しくてついつい食べ過ぎちゃう!」というポジティブなものではなく、「気持ち悪くなるまで食べる」「お腹が空いているわけでもないのに食べる」という、ある種の自傷行為です。食べることでストレス発散…という面もありますが、いわゆる”心の隙間”を埋めようとしているという部分が多いように思います。買い物でストレス発散するタイプに近いかもしれません。物で埋めるか、食べ物で埋めるかの違いとでも言いますか。

画像:いらすとや

これも、その”心の隙間”がきちんと埋められれば症状が出なくなり、逆に”心の隙間”がある限り爆食い・爆買いを続けてしまう……ということですね。失恋やペットロス等、完全に同じものでは埋められない”心の隙間”もありますが、別のもので埋めたり気にならないようにすることはできます。新しい趣味をがんばるとか……もちろん新しい趣味を見つけるエネルギーが出てからですが。「時が全てを解決する」というのは、ある意味究極の気にならなくする方法ですね。

拒食症の人が何かをきっかけに暴走して過食、その後「食べてしまった」という罪悪感から無理やり吐いたり下剤を使用したり……そうなると「過食症」になります。

過食の時どうしてほしいか

過食になっている原因を本人が自覚していない場合は、まず何でなのか本人と考えた方がいいかなと……。私のペットロスの時は、過食になっている自覚はあったものの、その原因がペットロスということに気付くのには少しタイムラグがありました。

原因がわかったら、肥満を防ぐために別のストレス発散方法へそれとなく誘導。ただ、”それとなく”というのが難しいと思います。と言うのも、「太るからそれ以上食べるな!」と言われたところで、本人だって太ることは理解していて、それでも食べないと耐えられないから過食になっているわけで。余計にストレスを増やしても、過食が進行したり、過食できないよう食べ物に制限をかけても別の行動に移ったりするだけで、状況が快方に向かうとは思えません。

過食症になっている場合は受診。下剤を濫用することにも問題がありますし、変なダイエット薬に手を出すこともさせてはいけません。

不眠・過眠について

「不眠症」には、寝付くのに時間がかかる「入眠困難」、夜中に途中で起きてしまう「中途覚醒」、朝早く起きてしまう「早朝覚醒」、眠りが浅い「熟眠困難」があります。中途覚醒や早朝覚醒は、早寝早起きとは別で、早く寝たわけでもないのになんか目が覚めてしまう…というやつ。

一方で「過眠症」には、ナルコレプシー、特発性過眠症、反復性過眠症があります。
過眠症とは|睡眠障害の種類|不眠・眠りの情報サイト スイミンネット (suimin.net)

不眠に関してはそのまま不眠症ですが、私が言いたい過眠は「平日は起きて仕事に行っているけど休日は10時間以上眠ってしまう」「意識はあるけど眠くて眠り続けて起きるのが遅くなる」というもの。起立性調節障害に近いかもしれませんが(私の場合はそれもある)、起き上がると眩暈が…と言うよりは、そもそも目が開けられない感じ。

感覚的に入眠困難って、脳が活動状態になっていて、なかなか眠りモードにならない状態。だからよく「寝る前にスマホを見るな」と言われるんだと思います。

でもスマホを見る・見ない以外にも、ストレスがかかっていて脳が休まらない…というのもあると思うんですよね。そして、いざ休んだら脳が情報を処理するのに時間がかかって、たくさん眠ることになる。

不眠の時にどうしてほしいか

画像:いらすとや

日常生活に支障を来しているなら、病院(心療内科や睡眠外来)へ行くよう勧めてください。夜は眠れないのに反動で日中眠くて、その状態で運転して事故…なんてことがあってからでは遅いです。

不眠対策グッズとしては、耳栓やアイマスク、重さのある毛布等がありますが、どれも相性があるのでそこは試してみるしかないですね。「寝る前1~2時間は部屋を薄暗くしてスマホを見ない」は寝付きに関して結構効果がありますが、つい見ちゃうのでそこは本人の意識次第。

過眠の時にどうしてほしいか

まずは受診を勧めてもらいたいですが……。

過眠症(ナルコレプシー等)と診断されなかった場合でも、それだけ眠りを必要とするくらい脳が疲れているので、「寝てばっかり」とストレスを与えるのはやめてほしいです。規則正しい生活に誘導することは大切だと思います。

症状があるなら専門家に相談

症状はそれ一つのこともありますが、「気持ち悪くなるほど食べてから吐く」「寝付くのに時間がかかるのに、一旦寝たらなかなか起きられない」というように複合的になることもあります。いずれにせよ、専門家に相談することが大事です。

誰かに症状を伝えるというのは、傷を見せているのと同じです。虫歯を人に見せても、「虫歯じゃないかな」という推測が返ってくるだけで治してくれるわけではありませんよね?治療するためには専門家(虫歯なら歯科医)に診てもらう必要があります。

同じく虫歯ができている人と「私も虫歯できたんだ」「痛いよね」と共感し合うことも悪いとは言いませんし、こと精神的な面においては必要な場合もあります(これをやっているのがサバイバーの自助グループ等です)が、最終的に治すにはどうしても専門家の力が必要になります。共感し合って気持ちが楽になることも大事ですが治るわけではありませんし、当たり前ですが祈って治るものでもありません。仮に治ったとしたら、たまたま治癒力が追いつく範囲だっただけです。

とにかく、しんどいなら受診!しんどくなくてもSOSサインが出ていたら受診!

あとは受診先の専門家に対して何となくでも「このお医者さんは嫌だな…」と感じたら、なるべく早く違う専門家に乗り換えるのも大事です。「自分の要望を聞いてくれないから嫌だ」は、患者の要望を全通しする専門家が良いとは限らない(むしろ全通しはちょっと怪しい)ので何ともですが、専門家(医師やカウンセラー)と患者も人間対人間である以上相性があるので、「何となく嫌…」という漠然とした感覚から受診が遠のく前に別の人に変えた方が長い目で見た時に良いかなと。

その上で、少しずつ「これがストレスになっているんだな」と受け入れて、コントロールできるようになるのが一番だと思います。私もがんばりま……いや気を付けます。

今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました!

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