ゲームは好きだけど得意ではないので、あんまり記事にするようなことはないんですが、2023年で一番変わったことと言ったらコレかなぁ…と思ったので、今日はゲームアプリの話をします。
朝起きることが楽しみになる? ポケモンスリープ
ポケモンスリープは「朝起きるのが楽しみになる睡眠ゲームアプリ*1」として、2023年の7月20日にリリースされました。ポケモンと共に育った世代であり、ポケモン大好きなろっこはほぼ毎日プレイ…もとい睡眠を計測しています。
*1 引用元:『Pokémon Sleep』公式サイト (pokemonsleep.net)
この記事では、いわゆる「ガチ勢による攻略」ではなく、単なるポケモン好きなライト勢から見て良い所・悪い所を思うままに書いています。
ポケモンスリープの良い所
1.ポケモンたちの寝顔が可愛い
これが一番の良さと言えばそう(笑)
ソード・シールドでは立ったまま寝落ちしてしまう姿が見られますし、Newポケモンスナップやスカーレット・バイオレットでも寝顔を見ることができますが、1種類のポケモンに対して複数種類の寝顔が用意されているのはポケモンスリープくらいじゃないかな?(ポケモン不思議のダンジョンでは主人公ポケモンに限り2種類あったような気もする)寝顔図鑑の説明も可愛い。
起きた後の「今日はどんなポケモンが来ているかな~」という感じは、確かに「起きるのが楽しみになる」と言えると思います。
2.この時間に寝よう、という気にさせられる
これに関しては、普段から規則正しく生活できる人には適用されませんね(^^;)私のように「夜更かしはいくらでもできる」「スマホを触っていたらついつい寝るのが遅くなってしまう」という人にとっては、そういう意識ができるだけでも結構違います。と言いつつ、間に合わなくて約束の時間を変えちゃうこともありますけどね……←
ちなみに私はなるべく寝る時間帯と起きる時間帯を同じにするため、寝る前の薬を飲むアラームを設定するようになりました(笑)
3.Pokémon GO Plus +の計測は思ったより正確
私はGO Plus +を使って計測していますが、結構精度が高いなという印象です。本当に夢も見ないくらい熟睡した日は「ぐっすり」の時間が長かったり、逆に眠りが浅くて寝ているけど意識はある…という状態が長かった日は「うとうと」の時間が長かったり。
↑これは熟睡した感が全然なかった日。
↑こっちは結構ぐっと寝た感じがあった日。
恐らくGO Plus +に伝わる振動で判定しているのではないかなと思います。硬いマットレスよりも柔らかいマットレスの方が振動が伝わりやすい(=「ぐっすり」になりにくい)ですし、身体の近くに置くよりも離れた所に置いた方が振動が伝わりにくいのではないかなと。
そのため、サイドテーブルのような振動が伝わらない場所に置くと「長時間動きがないのはおかしい」ということで睡眠時間一部が差し引かれます(時間の長さにもよると思います)そのせいで本当に長時間熟睡した時もその補正が入る時があるという……。
あくまで「思っていたよりは正確」というだけなので、本当に正確に睡眠を計測したいなら別のアプリや端末を使用する方が良いと思います。
4.Pokémon GOとの連携でメリットがある
GO Plus +を連携すると、アプリの中でナイトキャップピカチュウがお手伝いをしてくれます。
要は最大5匹のお手伝いポケモンが+1匹されるということなので、ちょっとだけカビゴンを育てやすい。またGO Plus +を使ってポケストップを回すことで、このナイトキャップピカチュウからボーナスの木の実を貰えます。
それと、ポケモンスリープの…と言うよりもGO Plus +の良い所になってしまうんですが、ポケモンGOと連携することでポケモンGO側で報酬が貰えます。報酬は星の砂(※ポケモンGO内の消費アイテム)とギフトに貼るステッカー、あと相棒にしているポケモンのハートポイント(なつき度のようなもの)です。ステッカーがどれも可愛い。
一方のアプリをプレイすることでもう一方のアプリでボーナスが貰えるので、両方やる人にとっては嬉しい。
5.色違いは仲間にしやすい
色違いポケモンの出現率が高いという意味ではなく、色違いポケモンが出現した場合必ずその色違いポケモンがチャンスタイムになり、ノーマルサブレ1枚でも確定でフレンドポイントがMAXになって仲間にすることができます。「せっかく色違いが出たのに仲間にできなかった!」というのがないのは良いですね。ハロウィンピカチュウやホリデーピカチュウといったピックアップポケモンもチャンスタイム確率上げるくらいはしてほしい……。
ポケモンスリープの悪い所
1.Pokémon GO Plus +には修理保証がない
そんなGO Plus +ですが、なんと修理保証がない。修理すると本体と変わらない金額になってしまうのかもしれませんが、バッテリーの有償交換はあっても良かったんじゃないかなと。と言うか、もし初期不良があった場合どうなるんでしょうね……。
ポケモンスリープだけに使うなら一度の充電で何日も使えますが、ポケモンGOで使うとすぐに充電が切れるので、どれだけバッテリーがもつんだろう…という心配はあります。
Pokémon GO Plus +の仕様も…
計測開始・計測終了する時にピカチュウの声が出るんですが、結構声がデカい。先に寝ている人の横では申し訳なくて押せない。そして計測終了時やポケモンGOで捕獲成功した時に中央のボタンが点滅するんですが、そのレインボーの光が非常に目に痛い。音量や明るさを調節できないというのもGO Plus +の難点。
2.寝言等を録音したい場合はスマホで測定する必要がある
GO Plus +での計測は楽ちんですが、寝言等の音声は録音できないというデメリットがあります。音声を録音しようと思うとスマートフォンでアプリを起動しながら計測する必要がありますが、すると今度はゴリゴリ充電を消費する。
もちろん公式もそれはわかっていて、だから「充電しながら計測してね」というアナウンスがあるんでしょうが、それはそれでバッテリーの消耗が激しいという……。すっっっごく熱くなる。
3.目標睡眠時間の設定が現代社会において高い
8時間半以上寝ると100点…という判定なんですが、「そんなに寝れるか!!!」という話をよく聞きます。ろっこは睡眠に関する薬を飲んでいて身体も睡眠を必要としているので、現在は基本的にそれ以上の時間寝ていますが、フルタイム残業ありで仕事をしていた時の睡眠時間は長くて4~5時間くらいだったと思います(そんな睡眠時間だったから心身の調子を崩したという面はある)
ただ点数が低いだけならちょっとムッとするだけで済むかもしれませんが、点数が低いとポケモンたちの元気も回復せず、感覚的にわかるほどお手伝い効率も下がる=ゲームとしてのデメリットが発生するんですよね……。あと点数=貰えるスリープイポイント(※アイテムを交換するのに必要なポイント)でもあるので、点数が低いとポイントも貯まりづらく、当然アイテムも交換しづらい。有料のプレミアムプランに加入しているならともかく、非加入の場合はだいぶ渋いと思います。グッドスリープデー(満月とその前後)等のイベントでボーナスポイントが付与されるので、全くポイントが貯まらないというわけではないですが……。好きで短い睡眠時間にしているわけではないのに低い点数を付けられて、ゲーム的にもデメリットが発生って、ちょっとあんまりだと思う。
しかも16歳未満の場合は11時間以上で100点だそうで……現代の中高生、そんなに寝る時間あるかな?
私が学生の時はせいぜい6時間程度だったんですが……(朝7時過ぎのバスに乗るために6時台に起きていた)公式は「子どものユーザーなんてポケモン好きの親と一緒にやる小さい子しかいない」と思っているのかな?
一応1日2回まで計測可能で、2回合わせてトータル100点を取ることはできます。ただし各睡眠が1時間半以上であること、既に8時間半以上寝ている場合はそれ以上ポケモンたちの元気が回復したりポイントが貰えたりはしないということには注意が必要。ちなみに”1日”の切り替わりは午前4時です。カビゴンの朝ごはんは午前6時からなのに。
そもそもアプリ内の睡眠Tipsで「最適な睡眠時間は昼間に眠気を感じない時間」「ショートスリーパーの人もいる」と説明しているのに、人それぞれの目標ではなく一定の目標というのは、ちょっと変じゃないかと思います。もちろん、もっと誰もが睡眠時間をしっかり取れるような社会であるべきとは思いますが、それはそれこれはこれ。
たとえば最初の1週間は8時間半以上で100点という目標にして、その後は前の週の平均睡眠時間を100点にする(平均睡眠時間が8時間半以上の場合はそのまま)という設定になれば、人それぞれになって良いんじゃないかと思います。実際睡眠タイプの判定はその人の過去データを参照しているわけですし、そういった設定ができないわけではないと思うのですが……。
4.お手伝いポケモンを育てるハードルが高い
寝る(計測開始)
→起きる(計測終了)
→睡眠リサーチで寝顔を観察
→睡眠リサーチで来たポケモンにおやつ(サブレ)をあげて仲間にする
という流れになっていますが、
- サブレをあげたことによるフレンドポイントが最低でも5必要なため、プレミアムプラン非加入の場合は基本的にボーナスサブレ1枚+ノーマルサブレ2枚もしくはボーナスサブレ1枚+スーパーサブレ1枚が必要になる
- しかし、ランダムでサブレ2枚の段階で満腹になり、ボーナス1枚+ノーマル2枚で仲間にしようと思ってもそれ以上あげられなくなる=その日は仲間にできない
(ランダムなので事前に判断することができない)
(同時に同じ種類のポケモンがいれば、分散してサブレをあげることでフレンドポイントを稼ぐことは可能) - それを避けるためにボーナス1枚+スーパー1枚で仲間にしたくても、プレミアムプラン非加入の場合はスーパーサブレの入手難易度が高い
(スリープポイントで交換できるのはプレミアムプランのみ) - チャンスタイムになれば別だが、チャンスタイムは色違いを除いてランダムのため、1匹もチャンスタイムにならない場合も多々ある
……小さい子がプレイするとは思っていない感じ?と思ってしまうくらい、そもそもお手伝いポケモンを仲間にするハードルが高い。その日に仲間にできなくてもフレンドポイントは引き継がれるので、次回以降は仲間にしやすいわけですが、そもそも全然会えないんだけど!という子もいますからね……。と言うか引き継がないシステムだったらさすがに鬼畜すぎる。
仲間にしたらしたで、レベルを上げるのが大変……つまり育てるハードルも高い。進化レベル自体は本来より低めに設定されていますが、たとえばポケモンGOなら基本的にアメの数が揃えば進化可能、通常のゲームならレベル(もしくはアイテム等)の条件を満たせば進化可能であるところ、ポケモンスリープの場合はレベル(もしくはアイテム等)+アメが必要なので、感覚的には二重に必要とされている感じ。
まぁこれに関しては「そこは課金要素としてハードルを下げる必要ないのでは?」と思う人もいるでしょうし(多少ハードルを下げたところで食材厳選・スキル厳選を考えると課金する人は課金すると思いますが…)、「あえて育成(レベル上げ)しなくても楽しい」と思う人もいるでしょうから、調整が難しいのかなとは思います。2枚で満腹にならないようにするだけでも、「せっかく会えたのに仲間にできない!」というのが減って良いかなと思うんですけどね。いずれにしろ無進化ポケモンを仲間にするのはつらい。
終わりに
書き始めたら思っていたよりも不満点が多くなってしまいましたが(笑)ほぼ毎日楽しんでやっていることは確かです!時々押し忘れたり、寝ている途中でGO Plus +の充電が切れてしまって上手く測れなかったり…ということもありますが、やっぱり初めての寝顔を見られると嬉しいですし、これから追加されるであろう子たちもどんな寝顔なのか楽しみです。
まだリリースされて半年も経っていないアプリですし、今後も少しずつ変わっていくとは思います。フレンドポイントの調整やボックス内のポケモンの元気回復等、ユーザーにとって良い方向に変わったものもあります。個人的に一番は、目標睡眠時間に関して基準が変わったら良いんじゃないかな~と。
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Pokémon GO Plus + : ポケモンセンターオンライン (pokemoncenter-online.com)
(マイクロファイバークロスは付きません)
今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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