実際に撮ってもらって思ったこと
紆余曲折あってようやくフォトウェディングの諸々が全部終わったので、まとめとして「もっとこうすれば良かった」「思ったより〇〇だった」と思ったことを書き連ねます。
1.表情・ポーズの固定が大変
これに関しては、ろっこが普段一切自撮りをしないせいもあるとは思うんですが……目をカッと開いたままとか、口元だけニコッとし続けるとか、それが自分で思っていた以上にできなくて……夫と一緒に撮る時もよく(と言うかほぼ)目を瞑ってしまっているので、目を開いておくのって大変なんだなって……(?)
ポーズに関しても、いくらカメラマンさんが絶え間なくシャッターを切ってくれるとは言え、動きがあるポーズも実際は静止して撮ってもらうか、もしくはゆっく~り動いてるのを撮ってもらうかになるんですよね。静止したままでいるのが本当に大変だった。あと、これはろっこの身体がバキバキだからだと思うんですが、カメラマンさんが丁寧にポーズを指示してくださっても、肝心の身体が……上手いことそのポーズを取れず……。
間違ってもスマートとは言えないぽっちゃり体型(※しかも身体がガチガチに凝っている)が、帯やドレスのコルセットでグッと締め上げられている状態で振り向くポーズは、振り向こうという気持ちゆえに白目を剥きそうになるほどの難行でした。
これは私の身体・体型が悪い(=つまり私が悪い)ので、いろんな方向の後悔ですね……走馬灯が見えそうだった。
普段から自撮りや撮ってもらうことに慣れている人や、モデルさんのような体型の人なら大丈夫かもしれない……。それにしてもInstagramや雑誌で見るナチュラルなポーズって、慣れていないと全く自然にできないんだ…と痛感しました。
2.ネイルチップ・粘着シール選び
以前、「フォトウェディングでネイルチップを使いたいけど使えるかわからない」という内容の話をしたんですが、
撮影をお願いしたお店の方の口ぶり的に「落としても諦められるなら良いよ(=撮影中に落としても探したりしないでね)」という感じで。落としてショックなのはわかりますが、やっぱりそういうのは多方面に迷惑がかかりますからね……しかも当の花嫁は衣装の関係で一番動けないし、ましてや屋外だとチップみたいな小さい物は落とした瞬間に気付いても見つけられるか怪しい。
私の場合は試しに一日付けてみてもお手洗いがちょっと大変なだけでポロッと取れることはなかったので、結局フォトウェディング当日も内心怯えながらネイルチップにしました。
当日も無事取れることなく撮影終了しました!やったね!
親指はちょっとネイルチップが目立つけど、それ以外の指は自然に見えるかなと。指がムチムチなのは気にしてはいけないよ。
メイクさんにも爪を気にして頂いたんですが、「中にはメイク・着付けする前に取れる人もいる」「全然取れないね」と言われたので、結構しっかりくっつけることができたみたいです。その代わり剥がす時は時間をかけないと自爪を持っていかれそうな勢いですが。
フォトウェディングで「ネイルチップを使いたい」と考える人って、それぞれチップにしたい理由があると思うんですよね。ろっこと同じく「体質的にネイルが難しい」とか「自爪が小さくてデザインが映えない」という人もいるでしょうし、「フォトウェディングや結婚式で使ったネイルを飾っておきたい」とか「近くにネイルサロンがない」という場合もあると思います。
粘着シールやネイルチップのサイズを変えてもどうしても取れてしまう場合、紛失したチップを作ってくれるお店にネイルチップ作成を依頼すると、少し気持ちが楽になるかも?前撮りでも結婚式本番でも使いたいのに前撮りでなくしてしまった時、紛失した分だけ作ってもらえたら少しは負担も軽く済むと思うので。もしくはいっそのことチップを使い捨てと割り切ってネイルグルーを使うか……でもネイルグルーも合う・合わないがありそうな気がする……。いずれにせよ、「紛失した場合は諦める」か「紛失しても大丈夫なようにしておく」か「使い捨てと割り切る」か、事前に決めた上で選ぶと良いと思います。
3.振袖の仕立て直し(引き振袖)
複数(と言ってもそもそもの選択肢が少ないので三つ)の呉服屋さんに見積もりをお願いしたんですが、一つはホームページに書いてある金額の倍以上の見積もりを出されました。びっくり。あまりの差に料金表等々を改めて確認しましたが、「そんな明細どこにも書いてないんだけど……?」という感じで、不誠実に感じてしまいました。全部書いてあれば”そういうものだ”と思えたんですけどね。そうすれば「この工程が必要です、だから〇万円です」と説明されても「料金表に書いてあったこれとこれの合計だな、ではそれで」で終わったと思う。
結果的に選んだのは「呉服の石黒」さん。
呉服の石黒 – 美しいきものとお仕立て、名古屋市千種区の着物専門店 (wa-gallery.com)
前述の件でめちゃめちゃ疑心暗鬼になっていた私に対して、丁寧に細かくお答え頂きました。それどころか色合わせや帯合わせのアドバイスまで相談に乗ってくださるという。申し訳ないことに直接お伺いすることはできなかったんですが、何から何まで行き届いていて本当にお願いして良かったなと思える方でした。もし今後着物に関して何かお願いすることがあるとしたら、まず石黒さんに相談させていただくことになると思う。
4.髪質の伝え忘れ
「メイクをこうしてもらいたい」「髪型はこんな感じ」ということは自分なりに事前にお伝えしていたんですが、夫の髪に関して何も伝えていなくて……。めちゃめちゃ凝ったヘアセットにしてもらいたかった…というわけではなく、だからこそ「当日に美容院みたいな感じで伝えればいいだろう」くらいにしか思ってなかったんですね。
問題は、夫の髪がものすごく健康でしっかりしていて、ワックスが効かないことがある(?)という。
「頑固な髪なのでスタイリング剤が難しいかも、でもガチガチに固めるのではなくできるだけナチュラルにしてもらいたい」と事前に伝えていれば、メイクさんも覚悟(?)ができたかもしれないのに…!というのが終わってからの後悔です。
5.肌質の伝え漏れ
先ほど「メイクをこうしてもらいたい」と事前に伝えた…と書きましたが、私が伝えたのはせいぜい色の希望や「敏感肌だけど、荒れるのは自己責任ということで使うコスメをお任せさせてください」という承諾文のような内容で(我ながらひどい)
もちろん単にぶん投げたわけではなく、詳しくない私がアレコレ指定するより、プロにお任せした方が良いに決まってるだろうと考えてのことなのですが……実際、自分では絶対にできないくらい素敵に仕上げて頂きました。
ただ、「めちゃめちゃ赤みが出やすいです」というのを伝え忘れていたと、コントロールカラーを塗ってくださってる時に気付いて……(;∀;)いや、言わずともメイクさんは「あっ、この子赤みが目立つタイプだな」と即察して頬にコントロールカラー(緑系)を塗ってくださったわけなんですが、先に言っておくべきだったー!!とこれも後悔、と言うか反省。
ところでパーソナルカラーの話は何もしていないんですが、いろいろ合わせてくださってる時に「暗い色じゃないね」「これ(淡い紫)も可愛いと思う」と、まさに!なことを仰っていたので、やっぱりプロってすごいな~と。
6.観光地で撮る場合
観光地、特に和風(昔ながらの日本的)な場所で和装で撮影してもらうとなると、海外の方々が自由に写真を撮ってきます(^^;)さながら動物園のパンダ……「本場で着物を見れた!」という感じでテンションが上がるんでしょうか。中には遠近法で(もちろん勝手に)一緒に撮ろうとする人もいるので、なかなかすごい。
でも正直日本人の「うわっ…」という目線よりはよっぽど温かいので別に不快ではない(もちろん温かく見守ってくれる日本の方もいるけど、どちらかと言うとイヤ~な感じの視線の方が多いので、そういう目で見られる覚悟は必要かも。昔ロリータ服を着ていた時もそういう目線を感じたなぁ)
私たち夫婦は時間帯的にも日にち的にもピークからは外れた時に撮ってもらいましたが、それでもすごかったです。
ただ、カメラマンさんからは「もし海外の方から”一緒に撮って”とお願いされても断ってください」と事前に言われました。結局直接お願いされることはありませんでしたが、話によると一組のお願いを受けてしまうと私も私もと次々来るらしい。そうなると撮影どころではなくなりますからね。
あと定番スポットだと、自分たち以外にもフォトウェディング(もしくは前撮り・後撮り)のカップルと遭遇します。いわゆる映えスポットで(観光客の方を抜きにしても)順番待ちをする必要があったり、もちろん長居して周りに迷惑をかけてもいけないので、結構時間としてはシビアでした。
何だかんだあったけど
予約から準備から何から何までバタバタしていて、一時期は頭がガンガンして眠れないこともありましたし、後悔も反省もいろいろありますが、出来上がった写真を見た時には「撮ってもらって良かったな」と思いました。今までタンスの肥やしになっていた振袖も無事に日の目を見ることができましたし、全体としては満足!
今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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